島津製作所は、日本の老舗分析機器メーカーで、1958年に日本で熱分析装置を開発しました。
本記事では、同社の代表的な熱分析装置である「DSC-60 Plusシリーズ」「DTG-60/60Hシリーズ」「TMA-60/60H」の特徴とスペックについて詳しくご紹介します。

画像引用元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/differential-scanning-calorimeters/dsc-60-plus-series/index.html)
島津製作所の「DSC-60 Plusシリーズ」はコンパクトデザインを実現しながら高感度・高分解能な測定が可能で、±150mWの広いダイナミックレンジを装備して、微細な熱変化も正確に検出できます。
変調DSCオプションで複数の熱現象を分離して観測も可能です。
| 分析方法 | DSC |
|---|---|
| 測定温度範囲 | 液化窒素供給時-140 ~ 600 ℃ |
| 熱量測定範囲 | ±150 mW |
| 大きさ | 約 W320×D500×H290 mm |
| 重さ | 約 30 kg |
参照元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/differential-scanning-calorimeters/dsc-60-plus-series/index.html)

画像引用元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/simultaneous-thermal-analysis/dtg-60-series/index.html)
試料の重量変化(TG)と試料と基準物質の温度差(DTA)を同時に測定する装置です。試料温度の変化に伴う測定において、融解などによる試料の重心変化が感度に影響しないロバーバル機構を採用しているため、安定した測定が可能です。
さらに、テンプレート機能で補正や解析を自動化し、効率的な測定・データ管理ができます。
| 分析方法 | TG/DTA |
|---|---|
| 測定温度範囲 | 室温 ~ 1500℃ |
| 熱量測定範囲 | ±1000 μV |
| 大きさ | 約W367×D650×H453 mm |
| 重さ | 約 40 kg |
参照元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/simultaneous-thermal-analysis/dtg-60-series/index.html)

画像引用元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/thermomechanical-analysis/tma-60-series/index.html)
引張、膨張、針入の3種類の測定が1台で可能な装置です。ワンタッチで試料支持管やプローブの着脱ができ、多様な測定に対応。
高精度・低ドリフトの変位センサにより、微小変形から大変形まで測定できます。リファレンスを用いた示差膨張測定も可能で、リチウムイオン電池のセパレータなどの大きな変形サンプルも測定可能です。
| 分析方法 | TMA |
|---|---|
| 測定温度範囲 | 室温 ~ 1000 ℃(膨張測定時) 室温 ~ 600 ℃(不活性ガス中における引っ張り、針入測定時) |
| 熱量測定範囲 | 0 ~ ±5N |
| 大きさ | 幅367×奥行624×高さ880(mm) |
| 重さ | 約 45 kg |
参照元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/thermomechanical-analysis/tma-60-series/index.html)
島津製作所の熱分析装置は、-150°Cから2400°Cまでの広範囲の温度に対応し、微小な熱変化を正確に検出します。
これにより、プラスチック、金属、セラミックスなどの材料特性を詳細に分析できます。さらに、直感的な操作インターフェースを採用しており、使いやすさも◎です。自動化機能により、複雑な分析作業も効率的に行え、データの再現性も高く、信頼性があります。
DSC(示差走査熱量計)、TGA(熱重量分析装置)、DMA(動的粘弾性測定装置)など、複数の分析手法に対応しており、材料の相変化、分解温度、ガラス転移温度など、様々な物性評価を一台で実現できます。
また、ユーザーのニーズに応じて拡張性が高く、カスタマイズも可能です。多様な業界の研究開発から品質管理まで、幅広く活用されています。
島津製作所の熱分析装置は、高精度と操作性を両立し材料特性の微細な変化を捉えることに長けています。国内の認知も高いことから様々な業界や分野で利用されていますが、とくに微細な集積回路やトランジスタの熱挙動など、半導体・エレクトロニクス産業での利用に適しているといえます。
熱分析装置、なかでもDSCの導入・刷新は、研究開発の効率と精度を高めるために欠かせませんが、解決したいネックをとらえ、目的や状況に合った製品選びをすることで、さらに研究開発を促進させることができます。
当サイトでは、研究開発部門向けに用途に適した熱分析装置メーカーを紹介しています。DSCを含む熱分析装置をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
島津製作所では、熱分析装置を安心して長期間使用できるよう、迅速かつ的確なサポートを提供しています。定期点検や修理、保守サービスに加え、ユーザー向けの基礎知識の解説記事やセミナー動画が充実しており、技術的なサポートも手厚く受けられます。
専用のサポートページ「My Shimadzu」では、装置の技術情報や最新のアップデートを一元管理でき、ユーザーの利便性を高めています。
| 会社名 | 株式会社 島津製作所 SHIMADZU CORPORATION |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 |
| 電話番号 | 075-823-1111(代表) |
| 営業時間 | - |
| 公式HP | https://www.shimadzu.co.jp/ |
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| 商品例 | 商品画像 | 特徴部分 |
|---|---|---|
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研究プロセスの
改良を助ける Discovery DSC 2500
(ティー・エイ・ インスツルメント・ ジャパン) |
画像引用元:ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン公式HP(https://www.tainstruments.com/discovery-dsc-series/?lang=ja)
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研究・開発の高度化に
特許取得済み技術により±0.005°Cという精細な温度精度・高分解能を誇りつつ、アプリライクなタッチ画面による効率的な操作感を実現。一度の実行で比熱容量測定と保存を同時に行うことが可能で、測定プロセスの最適化とコスト削減、取得データの一貫性・信頼性の向上に寄与します。
高い精度と効率で 応える |
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材料加工の
見直しを助ける NEXTA® DSC
(日立ハイテク) |
画像引用元:日立ハイテク公式HP(https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/analytical-systems/thermal-analysis/nexta-dsc.html)
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微細な熱特性変化を
200万画素の高解像カメラを搭載、温度変調DSCにも対応し、局所的な試料観察に適しています。試料の融解やガラス転移などの過程を詳細に観察することが可能となり、材料特性を正確に見極め、より適した加工条件を導き出すことに貢献します。
見逃さない機構と性能 |
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無人検査の
安定化を助ける DSCvesta2(リガク)
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画像引用元:リガク公式HP(https://rigaku.com/ja/products/thermal-analysis/dsc/dscvesta2)
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正常な検査環境を
装置自体に正常な動作が行えるかを自動で診断する機能が搭載されており、測定前に問題を早期発見・対応することができます。28試料までセット&1000連続測定が可能、膨大な測定点数への対応や長時間の無人測定に適した製品です。
測定前に装置が 自己診断 |